ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2007/05/01  (火) 

深川江戸資料館

再びモモタロウに手を引かれて、深川江戸資料館(東京都江東区)に行ってきました。けっこうたくさんの人が来ていましたよ。大型連休を海外で過ごさない人たち(笑)

 

規模としては小さいのですが、江戸時代の深川の街並みを想像して復元したという展示は、座敷に上がったり、蔵に入りこめたりできるようになっていて、なかなか楽しめるものでした。八百屋の店先にはちゃんと大根が、米屋の店先にはちゃんと米が売られてるし。屋根の上で昼寝をしている猫がときどき「にゃ〜」という声を上げるのが愛嬌があります。

 

別室では、このときは深川の町を描いた漫画や風景画の展示をやっていて、落語を題材としたものなどもあり、こっちもおもしろかったです。


  

この近くには松平忠信の墓所のある霊巌寺という歴史に残る立派なお寺や、路地の片隅に出生不動なんかもあります。ちゃんとお賽銭を投げて、出世をお願いしてきました? 出世ってなに……。

 

資料館の向かいの「深川宿」という店で「深川めし」を食べてきました。実は、こっちが主要な目的だったりして(^_^;)  あさりとねぎを味噌味で煮たものをご飯にかけたいわゆる深川丼と、あさりのしょうゆ味の炊き込みご飯がセットになったものを食べたのですが、どっちもどんぶりというか、茶道のお茶碗のような大ぶりの茶碗で、一食で二食分のご飯を食べた〜。おなかいっぱいです〜。

 

かつて猟師が短い時間でかきこんだっていうものですから、おいしかったけど、まあ、グルメリポーターが目を丸くするようなものでもありません(笑) 予想していたより、値段のほうもけっこうなお値段で。貧乏人にとってはランチに2100円は清水の舞台からダイビングです。でも、せっかくこれを食べに来たんだから、ね。お店が小さいので、行列になってました。富岡八幡宮の中にも同じお店があり、こちらは外の縁台で食べられるようになっていたので、こっちのほうが並ぶ時間が少なくてすむかも。



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2007/04/30  (月) 振替休日

多摩モノレール&浅川

ついでにもうひとつ高幡不動方面の話題を。高幡不動尊から石田寺まで、歩いていける距離ではありますが、あちこち壊れている年寄りでもあるので、多摩モノレールに乗ってみました。ずいぶん前から走っているような気はしますが、乗ったのは初めてです。
車体に動物の絵が 

ガキが……失礼、お子さまが多いなぁと思ったら、これは多摩動物園に行くのに便利な交通機関なのですね。静かにすーっと進む感じで、なかなかよい乗り物です。

石田寺は、浅川のすぐそばにありました。多摩川に注ぐ一級河川ですよね? 昔はちょくちょく氾濫して、歳三の生家も洪水で流されたそうですが、すっかり整備されてのどかな風情をみせています。けど、多摩川よりは緑が少ない印象でした。川幅が狭いからかな?
 

以前にこのあたりに行ったときは、JR日野駅で降りたのですが、京王線の高幡不動のほうが便利かな。日野駅から行くとおいしいお蕎麦屋さんに寄れるんですけどね。



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2007/04/29  (日) 昭和の日

石田寺

高幡不動まで行ったので、ついでに?新義真言宗愛宕山地蔵院石田寺(東京都日野市)まで足を延ばしました。そうです、新撰組の土方歳三の墓所があるお寺です。土方家の菩提寺は高幡山金剛寺(高幡不動)で、歳三の位牌も金剛寺本堂の大日堂に納められているそうですが、土方家の墓所は金剛寺の末寺だった石田寺にあり、ここに土方歳三義豊の墓石も立てられているのだそうです。

  歳三の墓

といっても、遺骨が残っているわけではないので、記念碑みたいなものですね。
日野で石を投げれば、土方さんに当たるっていうくらい、ここらへんには多い名字ですが、他の土地の人にこれを「つちかた」とか「どかた」とか読まれないために一番功績があったのが歳三さまかも。

 

むかしは石田村だったところも、いまはすっかり新興住宅街。その中で大きな家があると表札はやっぱり土方さんです。近くに土方歳三資料館があり、ここには歳三さまお手植えの矢竹があるそうですが(今日は開館日ではないので行きませんでした)、この辺の大きな家の中には細い竹が植わっている家もあり(やっぱり表札は土方さん)、この辺の歴史はよく知らないのですが、八王子千人同人の地侍の流れをくむ一族なんでしょうね。

 

住宅街の一角に「とうかん森」と解説された小さな祠がありました。目立たないけど、こういうものが残ってるのはすごい! きっと歳さんも手を合わせたことがあるのではないでしょうかね。

 貴重なものが残ってました



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2007/04/28  (土) 

高幡不動尊、春の大例祭

28日はお不動様の縁日。高幡不動尊(東京都日野市)では、春の大例祭が行われていました。正式名称は真言宗智山派別格本山高幡山明王院金剛寺。関東三不動の一つに数えられています。

 広〜い境内

平安時代初期に慈覚大師円仁が東関鎮護の霊場として不動堂を建立し、不動明王を安置したのが開山らしいです。1335(建武2)年8月4日の台風で堂が倒壊、1342(康永元)年に建てたのが現在の不動堂。関東でも指折り数えられるほどの古い建築物で、続いて建てられた仁王門とともに重要文化財に指定されています。

春の大例祭には、盛装した子どもたちの稚児行列が行われます。錫杖とほら貝に先導され、親御さんに手をひかれて境内を歩いてきました。おかあさんたちも思いっきりおしゃれをして、あちこちでカメラやビデオが回ってました。
 

終点は本堂でお経になるのですが、あふれるばかりの人で、いや、じっさいあふれてまして、なかなか写真も撮れなかった〜。暗いし。立ち並ぶ露店をひやかしながら、たくさんの人々がお参りに集まっていましたよ。
しめやかに読経が行われる 



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2007/04/27  (金) 

鏡を割ると縁起が悪い?

棚から物をとろうとして、一歩踏み出したら、足元でばりっというようないやな音がしました。なんだ? もしや(-_-;)

 

うっかり床に置いてあった鏡を踏んでしまったのでした。閉じられていた蓋をそろそろと開けてみると……、やっぱり〜。鏡が蜘蛛の巣状になってました。あーあ。

鏡を割ると縁起が悪いといいますよね。これは日本の迷信ではなくて、西洋で鏡を割ると7年不幸が続くという言い伝えがあるようです。なんでだろう? 

 

これから7年は長いなぁ。験直しはないのでしょうか? クリスチャンの人なら、あわてて十字をきって、神様にお祈りするのでしょうか。日本では、私はあまり口にした記憶はありませんが、子どもたちは中指と人差し指を重ねて「えんがちょ、切った」なんて、言ってませんでした? あ、これは汚いものにさわったときだったかな。

 

なぜ縁起が悪いといわれるのかといえば、実質、鏡が割れると、まず危ないからでしょうね。ガラスだし。とくに細かい破片になっちゃったりすると手に負えない。まあ、気をつけなさいよ、という警告でしょう。

 

私はあわてものなので、鏡を割ったもは2回や3回じゃない。たぶん、不幸は永遠に続くのだろうとあきらめるしかないです〜。今回は幸いスタンド型でカバーっていうのか、内側に鏡がしまえるようになっていたものだったので、蜘蛛の巣だけですみましたが、ほんとに危ないよ。

 

顔を映せば万華鏡状態なので捨てるしかないけど、GWでも不燃物の収集はあるのかしらん?



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身延山久遠寺
立夏