ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2007/05/09  (水) 

縁起物の寿命

縁起物が壊れてしまったのだけど、どうすればよいか? という相談を受けました。失くしてしまったんだけど、悪いことが起こらなければよいが、とか。こういうのって、とくに信心深い人でなくても、あまりよい気持ちのするものではないかもしれませんね。

 

でも、お守りや縁起物が失せたり壊れたりしたときは、それは役目を果たしたときだと考えます。もしかしたら、大きな災難を持ち主に代わって引き受けてくれたからではありませんか。そう、考えればずいぶん気分が楽になりますよね。

 

一般的にお守りや縁起物の有効期間(笑)は、1年といわれます。1年間お世話になったら、寺社にお返しして(そこで買ったお守りでなくてもいいんですよ)、清めていただき、新しいものに代えるということです。

 

でも、そういわれてるっていうだけで、そんなサイクルは気にしなくてもいいのでしょう。気に入っているものなら、一生、大事にもっていても、飾っておいても、別に神様は気にしませんよ(笑)

 

ただ、壊れたものやもう役目を終えたと思うお守りなどをゴミ収集車に預けるのはもう一つ気が引けるという話もよく聞きます。そういうものは寺社にお返ししましょう。人形供養とか針供養とか、お焚き上げで焼却する行事はけっこうありますが、それも同じ発想だと思います。



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2007/05/08  (火) 

神宮球場

今季はじめて明治神宮野球場(東京都新宿区)に行ってきました。普通は神宮球場といっていますけどね。改めて住所を調べて、新宿区だってはじめて知りました。渋谷区だと思ってた(^_^;)
 

そして、スワローズのホームだということはもちろん知っていたけれど、優先順位は六大学野球や東都大学野球、高校野球のほうが上なんだそうですね。所有者が明治神宮で、アマチュア野球を優先しているって、はじめて知りました。いまは祐ちゃんのおかげで、観客動員数も六大学のほうが多かったりして(^_^;)

 

確かにプロではデーゲームはほとんど行われないし、大学野球が延長戦になったりすると開門が大幅に遅れたりして、お客さんが入場してからもグランド整備に走り回っている人たちはよく見かけていましたけど。すごく駆け足が速いんですよ、この方たち(笑)。
神宮球場ができたのは1926(大正15)年だそうです。それから今日まで数々の改修工事も行われてきたようですが、今年もまたオフに大改修が行われるような話を聞きました。


  けっこう入場者数多かった

 

なんとなく暗いし、老朽化もしているのでしょうが、私は神宮球場が大好きでして。ブルペンも目の前にあるし、スタンドが低いのですぐそばで野球をやっているという感じがいいなぁ。なんだか上手に年をとってきた建物だなぁという気がします。ときどき排水溝からドブネズミが顔を出したり、集中豪雨のときはバックネット裏が冠水したりするのはご愛嬌です。

 

そういう意味では広島市民球場もいいですね。雨が降るとスタンドは水浸しになるけど、係員のおじさんがニコニコしながら「大丈夫か?」って、古新聞をいっぱいくれたりするとこ、好きです。甲子園は行ったことがないのだけれど(チケット、とれないし〜)、やっぱり風情がありそうですよね。

 

さて、試合は。私は7連の「打者かえる」を持って行ったので、7対6でベイスターズが勝つ予定でした(^_^;) しかし、5対7でスワローズが勝ちました。そっか、1塁側に座っちゃったからか(-_-;) 「打者かえる」は人ではなく、座る位置を選ぶようで(笑) これって、ある意味、ご利益あったんじゃない?

 すっかり「打者かえる」にされてしまった(^_^;)



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2007/05/07  (月) 

清澄庭園

いいお天気になりましたね。暑い、暑い! 世の中は平常どおりに戻ったのでしょうか? なんだか今日はリハビリ中って感じですよね。私も本日は引きこもりだったので、先日の深川の続きをひとつ。
 

深川江戸資料館の後で、清澄公園に行ってみました。入場料150円です。ここは、江戸の豪商として有名な紀伊国屋文左衛門の屋敷跡と言われていますが、ここは真偽のほどは不明のようです。その後、いろいろな大名の下屋敷として使われていたとか。

 

明治のはじめに三菱財閥の創始者岩崎弥太郎が買い取って「深川親睦園」として造園工事が進められたそうです。全国から取り寄せた名石を配して、隅田川の水を引いた泉水が絶景をつくる現在の「回遊式林泉庭園」が完成しました。明治の造園を代表するものです。

 

芝生広場があり、桜の木が植えられていて、お花見スポットにもなっている開放公園は比較的最近、1977(昭和52)年の開園だそうです。といっても、もう30年もたっているんですね。

お天気もよく、そぞろ歩きには気持ちのいい日でしたが、まあ、その分、人もいっぱい。GWもかなりな人出だったのではないでしょうか。

 

すばらしい庭園だけど、その前に深川江戸資料館で見た、庶民の住む裏店をみると、四畳半か六畳ぐらいのところにふたりも三人も住んでいたわけでしょう? 江戸時代ってエコロジーとか、人情とか、いいところが注目を集めてるって感じだけど、けっこうな格差社会だったんだろうなと……。つまらないことを感じたりしてしまったり(笑)

 

整然とした美しい庭園の向こうに見えるのが高層ビルだったりするところも、なかなか風景のおもしろさを感じました。



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2007/05/06  (日) 

立夏

暦の上では今日から夏。太陽黄経が45度になるときだそうです。ちょっと前までは、「暦の上では……」って言われても、まだまだ〜という感じでしたが、最近は体感の上でもそんな感じになってきましたね、春から夏にかけての節気は。今日の東京はしとしと雨ですが、それでも半袖のTシャツでOKって感じです。

 

昨日、くらやみ祭の見物で長時間、立ちっぱなしだったので、さすがに疲労困憊。最後のお神輿が出て行ったとき、後ろのほうで「いま何時だ?」「20時8分」という声が聞こえました。約3時間、立っていたのですね。しかし、日常会話で20時って……おもしろい方ですね(^_^;)

 

前にいた方が、ときどき振り返ってものすごい形相で「押すなよ!」って言うんです。私が押してるわけじゃない……(-_-;) でも、怖いので、ちょうど立っていた石柱に片足を押しつけて、後ろの重みが前の人にかからないように必死の思いで支えてました。

 

30代ぐらいの男性でしたが、なんで年寄りが苦労して若いもんをかばわにゃならん、逆だろ〜と(笑) おかげさまで、今日は膝はパンパン、歩くのはヨタヨタ状態でございます(愚痴)。

 

道路情報ではどこもかしこも渋滞何十キロのようですね、お疲れさまです。昨日中にUターンを果たし、今日は休みの疲れをとるための休みってわけで、家でごろごろしている方も多いのでは?



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2007/05/05  (土) こどもの日

くらやみ祭

大国魂神社(東京都府中市)の例大祭 、通称「くらやみ祭」に行ってきました。大例祭は4月30日から始まり、5月6日の朝まで続きますが、年寄りに徹夜は厳しいので5日の6時から始まる神輿渡御だけを見物して来ました。
 

御神体が神輿に移されるのを待ち受ける氏子・講中の人々。

 

ちょっと早く行ったほうがいいかな、ぐらいで5時ごろ府中の駅に降りたったのですが、たまげた〜。すごい人! ちょっとウロウロしたあげく、鳥居の正面あたりの人垣に紛れ込むことができましたが、1時間前に到着で前から3列目ぐらいでした。結局、30万人ぐらいの人出だったんじゃない?

 

写真を撮ろうにも前の人の頭がどうしても入っちゃうよ状態で、ちょっと手を伸ばしていたら、ずっと手を上げてるなっ!って後ろから小突かれるし(-_-;) 夜なので、シャッタースピードが遅いから、ちょっとは静止してなきゃならないのよ、すみませんねぇ。
 

「御先払太鼓」の先陣、一ノ宮の太鼓      二ノ宮の太鼓

 

6時の時報で花火が打ち上げられ(音が聞こえただけだけど)、いよいよ先触れの太鼓「御先払太鼓」の行列がやってきます。一ノ宮、二ノ宮、あたりまでは薄暮で、まだ明るいのですが、だんだん暗くなって提灯に灯が燈りはじめる頃です。
  

江戸時代には、日付の変わる頃に出御(おいで)、明け方に還御(おかえり)が行われたそうですが、いまでは夕方6時が出御の刻限になっています。一ノ宮神輿が参道を抜けて(一般の人は入れません)、道路に出てくる頃にはもう真っ暗です。

 

そう、くらやみ祭といえば、「燃えよ剣」の中では、若き日の土方歳三さまが紗絵さんを押し倒しちゃったところですね(もちろん、フィクションです)。いまでは、露店も電気を引いていますから、それはちょっと無理っていうぐらい明るいですけど。そして、はからずも本日は歳三さまの誕生日だったりします。
 

一ノ宮の神輿       続いて二ノ宮の神輿

 

腹に響くような大きな太鼓の行列の後にいよいよ8基の神輿が御本殿から御旅所へ移る神事、くらやみ祭のメインとなる神輿行列が始まります。
 

一ノ宮神輿から、最後の本宮神輿まで、大勢の氏子・講中がとりついて、威勢よくもんでいきます。かつては神奈川県や埼玉県もふくまれていた武蔵の国の総社ですから、担ぐ人数も半端じゃない。それぞれの神輿は横浜の講中、秩父の講中と、さまざまな地域の人々に担がれているようです。

といっても、おとなしめな神輿もあり、威勢がよすぎて見物人が吹っ飛ばされそうな神輿もあり。三ノ宮は、実際、一番大きな神輿ということもあり、どわーっと歩道によってくると見物人がひいちゃうぞっていうくらい激しくもんでおりました。

 

最後の神輿が大鳥居を出て行ったのは、もう8時過ぎ。結局、3時間あまりを押し合いへしあい状態の中に立っていたわけで、こりゃー、疲れるのも無理ないなぁ。でも、その後、ちゃっかり夜店を見て回り、お参りもしてきましたよ。祭スケジュール、アクセス等はよろしければ「縁日ガイド」をご参照ください。



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こども祭
湯島聖堂