ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2007/05/07  (月) 

清澄庭園

いいお天気になりましたね。暑い、暑い! 世の中は平常どおりに戻ったのでしょうか? なんだか今日はリハビリ中って感じですよね。私も本日は引きこもりだったので、先日の深川の続きをひとつ。
 

深川江戸資料館の後で、清澄公園に行ってみました。入場料150円です。ここは、江戸の豪商として有名な紀伊国屋文左衛門の屋敷跡と言われていますが、ここは真偽のほどは不明のようです。その後、いろいろな大名の下屋敷として使われていたとか。

 

明治のはじめに三菱財閥の創始者岩崎弥太郎が買い取って「深川親睦園」として造園工事が進められたそうです。全国から取り寄せた名石を配して、隅田川の水を引いた泉水が絶景をつくる現在の「回遊式林泉庭園」が完成しました。明治の造園を代表するものです。

 

芝生広場があり、桜の木が植えられていて、お花見スポットにもなっている開放公園は比較的最近、1977(昭和52)年の開園だそうです。といっても、もう30年もたっているんですね。

お天気もよく、そぞろ歩きには気持ちのいい日でしたが、まあ、その分、人もいっぱい。GWもかなりな人出だったのではないでしょうか。

 

すばらしい庭園だけど、その前に深川江戸資料館で見た、庶民の住む裏店をみると、四畳半か六畳ぐらいのところにふたりも三人も住んでいたわけでしょう? 江戸時代ってエコロジーとか、人情とか、いいところが注目を集めてるって感じだけど、けっこうな格差社会だったんだろうなと……。つまらないことを感じたりしてしまったり(笑)

 

整然とした美しい庭園の向こうに見えるのが高層ビルだったりするところも、なかなか風景のおもしろさを感じました。



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2007/05/06  (日) 

立夏

暦の上では今日から夏。太陽黄経が45度になるときだそうです。ちょっと前までは、「暦の上では……」って言われても、まだまだ〜という感じでしたが、最近は体感の上でもそんな感じになってきましたね、春から夏にかけての節気は。今日の東京はしとしと雨ですが、それでも半袖のTシャツでOKって感じです。

 

昨日、くらやみ祭の見物で長時間、立ちっぱなしだったので、さすがに疲労困憊。最後のお神輿が出て行ったとき、後ろのほうで「いま何時だ?」「20時8分」という声が聞こえました。約3時間、立っていたのですね。しかし、日常会話で20時って……おもしろい方ですね(^_^;)

 

前にいた方が、ときどき振り返ってものすごい形相で「押すなよ!」って言うんです。私が押してるわけじゃない……(-_-;) でも、怖いので、ちょうど立っていた石柱に片足を押しつけて、後ろの重みが前の人にかからないように必死の思いで支えてました。

 

30代ぐらいの男性でしたが、なんで年寄りが苦労して若いもんをかばわにゃならん、逆だろ〜と(笑) おかげさまで、今日は膝はパンパン、歩くのはヨタヨタ状態でございます(愚痴)。

 

道路情報ではどこもかしこも渋滞何十キロのようですね、お疲れさまです。昨日中にUターンを果たし、今日は休みの疲れをとるための休みってわけで、家でごろごろしている方も多いのでは?



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2007/05/05  (土) こどもの日

くらやみ祭

大国魂神社(東京都府中市)の例大祭 、通称「くらやみ祭」に行ってきました。大例祭は4月30日から始まり、5月6日の朝まで続きますが、年寄りに徹夜は厳しいので5日の6時から始まる神輿渡御だけを見物して来ました。
 

御神体が神輿に移されるのを待ち受ける氏子・講中の人々。

 

ちょっと早く行ったほうがいいかな、ぐらいで5時ごろ府中の駅に降りたったのですが、たまげた〜。すごい人! ちょっとウロウロしたあげく、鳥居の正面あたりの人垣に紛れ込むことができましたが、1時間前に到着で前から3列目ぐらいでした。結局、30万人ぐらいの人出だったんじゃない?

 

写真を撮ろうにも前の人の頭がどうしても入っちゃうよ状態で、ちょっと手を伸ばしていたら、ずっと手を上げてるなっ!って後ろから小突かれるし(-_-;) 夜なので、シャッタースピードが遅いから、ちょっとは静止してなきゃならないのよ、すみませんねぇ。
 

「御先払太鼓」の先陣、一ノ宮の太鼓      二ノ宮の太鼓

 

6時の時報で花火が打ち上げられ(音が聞こえただけだけど)、いよいよ先触れの太鼓「御先払太鼓」の行列がやってきます。一ノ宮、二ノ宮、あたりまでは薄暮で、まだ明るいのですが、だんだん暗くなって提灯に灯が燈りはじめる頃です。
  

江戸時代には、日付の変わる頃に出御(おいで)、明け方に還御(おかえり)が行われたそうですが、いまでは夕方6時が出御の刻限になっています。一ノ宮神輿が参道を抜けて(一般の人は入れません)、道路に出てくる頃にはもう真っ暗です。

 

そう、くらやみ祭といえば、「燃えよ剣」の中では、若き日の土方歳三さまが紗絵さんを押し倒しちゃったところですね(もちろん、フィクションです)。いまでは、露店も電気を引いていますから、それはちょっと無理っていうぐらい明るいですけど。そして、はからずも本日は歳三さまの誕生日だったりします。
 

一ノ宮の神輿       続いて二ノ宮の神輿

 

腹に響くような大きな太鼓の行列の後にいよいよ8基の神輿が御本殿から御旅所へ移る神事、くらやみ祭のメインとなる神輿行列が始まります。
 

一ノ宮神輿から、最後の本宮神輿まで、大勢の氏子・講中がとりついて、威勢よくもんでいきます。かつては神奈川県や埼玉県もふくまれていた武蔵の国の総社ですから、担ぐ人数も半端じゃない。それぞれの神輿は横浜の講中、秩父の講中と、さまざまな地域の人々に担がれているようです。

といっても、おとなしめな神輿もあり、威勢がよすぎて見物人が吹っ飛ばされそうな神輿もあり。三ノ宮は、実際、一番大きな神輿ということもあり、どわーっと歩道によってくると見物人がひいちゃうぞっていうくらい激しくもんでおりました。

 

最後の神輿が大鳥居を出て行ったのは、もう8時過ぎ。結局、3時間あまりを押し合いへしあい状態の中に立っていたわけで、こりゃー、疲れるのも無理ないなぁ。でも、その後、ちゃっかり夜店を見て回り、お参りもしてきましたよ。祭スケジュール、アクセス等はよろしければ「縁日ガイド」をご参照ください。



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2007/05/04  (金) みどりの日

こども祭

京王線多摩センター駅の前で、こども祭をやっていました。ボランティア団体の出店が多く、多摩市に住む知人がちょっとかかわっていたので、様子を見に行ったのでありました。

 

風が強かったので、鯉のぼりが本当に空を泳いでいるようでした。なまじの縁日よりすごい人出! お天気もよかったし、家族連れで賑わっていました。けっこう、迷子もでてたようです(笑)。おとながお店に夢中になっちゃうのかも。

 

焼きそばやフランクフルトなど、やっぱり食べ物を扱う店が多かったのですが、JA直売の八百屋さんや射的などの懐かしい遊びをさせてくれる店、古着屋さんなど、いろいろな店が軒を並べています。

  

野外ライブなども行われていましたが、けっこう人気を集めていたのが、東京消防庁の地震体験車。震度7ぐらいの地震を体験できるらしかったのですが、子どもたちは怖がりつつ、まるでジェットコースターにでも乗ったように楽しんでいましたね。いいのか、悪いのか(^_^;)

  

駅を出た瞬間から漂っていた甘い香りの正体は「ベビーカステラ」でした。これも作り手によってずいぶん味が違うらしいのですが、このお店はすごくおいしいと聞いていたので、いっぱい買ってきてしまいました。確かにふわっととけるようにやわらかく、ほんのりメープルのシロップの甘さが広がり、ベビーカステラの帝王やって感じでした(笑) こども祭は5日まで開催されているとのこと。お近くの方は、ぜひ、試してみてね、ベビーカステラ。



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2007/05/03  (木) 憲法記念日

深川不動尊

富岡八幡宮のお隣にあるのが、深川のお不動様として親しまれている深川不動尊。ここは成田山新勝寺の支店?

 

不動尊信仰が広まっていった江戸、元禄時代に新勝寺のご本尊、不動明王が出張してきてくれて、江戸でご開帳が行われたのが深川永代寺境内。現在の深川不動堂のあたりなそうな。そんなことから、深川不動尊が生まれたらしいです。

 

 

関東大震災と太平洋戦争の両方で本堂が焼け、1951(昭和26)年に印旛沼のほとりに建っていた、1862(文久2)年に建立された龍腹寺を移築したのが現在の本堂だそうです。江東区最古の木造建築だそうですが、なんだか近代的な建物のように感じられます。それはきっと、本堂に続いて建てられている内仏殿がエレベータがついていたりして、ピッカピカに真新しいものだからでしょうね。ここは21世紀になってから建てられたものらしいので。

 

ここでは、四国八十八霊場の「お砂」を納めた部屋があり、ぐるっと回ればプチ巡礼ができてしまう「四国霊場」があります。内仏殿4階に安置されているご本尊の前では1年365日法要が営まれているということで、その映像が入り口近くのモニタに映し出されています。200体を越えるという仏像が安置されている、実に荘厳な感じのお部屋です。

 

お隣同士の不動様と八幡様、なんとなく八幡様のほうが身近な感じがするのは、単に好みの問題でしょうかね。



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富岡八幡宮
高齢医学