ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2009/03/19  (木) 

蒸し八

ヘルシーだから、というわけでもなく蒸し料理を楽しんできました。珍しい料理やおいしいものを探してくるのが上手な友人に案内してもらいました。本人いわく「食いしんぼなだけ」だそうですが(笑) この友人のご案内のお店はみんな「手帳に書いておこう」という感じです。別の人をご案内して、「よく知ってるね!」などと言われ、「うっひっひ」という感じ。ありがたいご案内人であります(^_^;)

 
 京王線の幡ヶ谷にある「蒸し八」というお店に連れて行ってもらいました。こじんまりしたお店ながら、インテリアにもけっこう凝ってる感じで、落ち着いたいい雰囲気です。価格帯がちょっと高めな感じなのでしょうか、お客さんの平均年齢が若すぎないのもありがたいです(笑)
 
料理はほとんどが蒸籠で蒸してあるもの。メニューには定番の他、季節感のあるものも並んでいます。「湯葉とじゃこの蒸し物」はさっぱりしていてとてもおいしかったです。

 

「ほうぼう」という魚に初めてお目にかかった「ほうぼう姿蒸し」。かなり怖い顔をしていますが、味は癖がなくて柔らかくおいしかったです。店主がお箸で骨を外してくれました。「お箸で三枚に下ろして……」と言ったら、笑われました(^_^;) 

 

「豚スープ蒸し」、「豚肉と野菜せいろ蒸し」などをいただきましたが、蒸し料理は油を使っていないのでいくらでも食べられる感じです。仕上げは「穴子蒸しご飯」で。「稲庭うどん」もおすすめ品のようで、どっちにしようか迷ったのですが、穴子蒸しにしました。すごく柔らかい穴子……。
 
また違った季節に来てみたいなと思わせる料理の数々に堪能しました。季節感というのは蒸し料理に限らず和食のいいところですね。そのときどきによって魚や野菜の旬が楽しめます。家庭料理だと少しぐらいは旬も意識しないではありませんが、選択のベースは「本日の安売り」だったり、「広告の品」だったりしますから(笑)
 
このお店の窓からは、玉川上水・西原遊歩道が見渡せます。ここは桜の名所のひとつでもあるらしく、これからが予約時?(笑) おいしいものを食べながら日本の春が楽しめるというのは贅沢な話ですね。でも、「予約でいっぱいです」なんてことにもなりそうかな。それよりも、こう暖かいとお花見のストライクはいつなのか? という日程の調整のほうが大変でしょうね。かなり前から計画なさっていた人は、葉桜を見るはめにもなりかねませんね。
 



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2009/03/18  (水) 

WBC

今日はまっとうな時間に韓国戦をやっていたので、チラ見していました。チラ見というのは、3点を取られた段階で「だめだこりゃ」の感じだったのと、電話が入ったり、郵便物が来たりとジタバタしていたせいもあります。韓国は強いですねぇ。
 
しかし、なんだか韓国とばかりやっているという気がしませんか(笑) つねに敗者復活のあるトーナメントなんだか、なんなんだか……。韓国、キューバ、韓国、キューバ、みたいな(笑) 総当り制にしていろんな国とやるほうがおもしろそうなのに(^_^;)
 
WBCは世間的には盛り上がっているのでしょうか? 蟄居していると世の中にどんな話題が繰り広げられているのかわかりにくいのですが、ワイドショーや報道番組がいの一番に取り上げているし、視聴率もいいようなので、たぶん、盛り上がっているのでしょう。
 
“うちの子”は村田と内川だけですが、そこそこ活躍し、喜ばしい限りです(^_^;) 昨年のHR王と首位打者にもかかわらずコアな野球ファン以外には名前も知られていなかったような選手が、一番にマスコミのインタビューを受けているなんて(笑) 村田はもともとふてぶてしい感じですが(笑)、内川がいい顔になったなぁ……なんて。イケメンという意味ではありません(笑)
 
もともといい選手なんだけど、怪我に悩ませられたり、守備でイップス……、いろいろなことがありました。WBCのインタビューを聞いたりすると、ちゃんと第一線の選手としても自信にあふれているように見受けられます。それが顔に、表情に表れてきたような“いい顔”です。若い伸び盛りの選手って、こんなにも鮮やかに変身していくんだなぁと……。

 

「結局は顔ですか?」と某好青年にはいつも言われてしまいますが、顔って大事よ(^_^;) ほとんど、バアチャンが孫を見守っているような心境です(笑)
 



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2009/03/17  (火) 

酒の肴に?

神戸の叔父が、「トビウオのみりん干」という珍しい物を送ってきてくれました。みりん干といえば、サバなどはスーパーでもよく見かけますが、トビウオというのは初めてです。この叔父はかなりのグルメ。珍しいもの、おいしいものを見つけ出しては送ってくれます。叔父のおかげで、「知らなかった〜!」というものをずいぶん食べさせてもらいました。グルメの親戚というのは、ありがたい存在であります(^_^;)
とてもやわらかくて、ちょっと炙って風味をだすと本当に酒の肴にぴったりという感じ。珍しいだけではなく、とてもおいしい! 我が家には晩酌の習慣がないので、ご飯でいただきます。しかし、これ、おかずというよりはお酒を飲む人には絶好のおつまみになりそうです。そんなにイケル口ではない私でも、ちょっと一杯飲んでみようかという気になるほど(笑)
 
そのグルメの叔父の姉、つまりは私の母は、「これが同じきょうだいか!」というくらい、食べ物に無頓着な人で……。せっかく送ってもらったトビウオを、まだ食事の支度のできる前から、「軽く炙るといいんだって」と言ってガスにかざそうとします。「ちょっと待って!」。ご飯の支度が整ってから、最後に炙って、熱々をいただいたほうがいいに決まってるでしょ! ところが「冷えてもおいしいでしょ」と言うんですよ(-_-;) まったく「ごめんなさい」という言葉を知らない御仁で(-_-;) 冷えてもおいしいかもしれませんが、炙りたてを食べられる環境にあるときに、なにもわざわざ冷やすことないでしょうに(笑) 温かいものは温かく、冷たいものは冷たくして食べるのが基本だと思うのですが、どうもねぇ(^_^;) 母と娘、こんなときの喧嘩は激烈です(笑)
 
叔父は、トビウオと一緒に「茎わかめの佃煮」を送ってくれました。叔父の手作り。こちらでは「煮」たという言い方をしますが、関西では「炊いた」と言いますね。たぶん、関東では「炊く」のはご飯だけではないかと思います。ご飯を炊いたら糊になるので、お米を炊く……、この揚げ足取りは、お湯を沸かすと同じノリです(笑) 茎わかめをじっくり煮込んで、山椒を散らしてあります。山椒と一緒に「炊く」こともあるそうですが、今回は山椒はトッピング。これもお酒の肴には最適かも。ご飯でおかずとしても、とても箸が進んでしまうので、これはデブ注意報発令です(^_^;) ここのところ、木島平のお米、弓削多醤油の醤油、そしてトビウオに茎わかめ……、太りそうな材料を取り揃えてしまって、どうしましょう?
 



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2009/03/15  (日) 

オープン戦

本日、今シーズン初の観戦。バファローズ戦を見に、横浜スタジムへ行って参りました。なんだか今年はオープニングのわくわく感がなくて……。「ダントツビリのチームの応援じゃ、それはそうでしょ」という声もありそうですが、ビリには慣れているので、そういうことでもなさそうです。WBCさえもあまり……。なにせ100年に一度の、みぞゆーの経済危機ですから、関心は政治や経済に?(笑) そんなことをいいながら、シーズンに入ればまた、スタジアム通いの日々かもしれませんけど(^_^;)
今日の横浜地方は、暖かくて風もなく、絶好の観戦日和。日曜日だったので昼ゲームにかなりの人々が集っていました。ひょっとしたら、シーズンより多いんじゃない? いや、公式戦のナイトゲームよりは絶対、多いと思います(笑) おなじみのメンバーが顔を揃え、「あけましておめでとうございます。今年もよろしく!」。そう、野球ファンにとっては、3月が文字通り新春です。半年ほど、顔も見ない、声も聞かないという友ですが、後期高齢者の方々も含めて、みんな元気にシーズンインを迎え、まずはよかった、よかった。
 
ゲームはさよなら勝ちをして、私に幸先のいいスタートとなりましたが、まあ、オープン戦なので勝敗のほどは二の次、三の次。負けるよりは勝ったほうが気分がいいという程度のものです。この時期はルーキーや、今シーズンは戦力になってほしいぞ組など、若い選手たちがたくさん使われるので、それを見て「あーだ、こーだ」と評論する楽しみがあります(笑) 沖縄からずっと観察し続けている青年団に選手の仕上がり具合情報などを教わり、ちょっとエンジンがかかった感じです。そして、ホーム開幕戦のチケットをゲット(笑)
 



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2009/03/14  (土) 

龍穏寺

時間つぶしがてら越生梅林の周辺を走り回っていると、鮮やかな赤い花が川沿いに建ち並んでいてとてもきれいでした。花に引かれて細い道を入り、奥へ奥へと入っていくと……、なんとなく甲斐の道を思い出すようにだんだん先細って……、その先に龍穏寺というお寺がありました。ちょっと広くなっているところにクルマを停め、ちょっとお参りしていくことに。まったく予備知識なしでしたが、なかなか立派な山門をもつ由緒正しいお寺のようです。
 
曹洞宗、長昌山龍穏寺。お寺の起源は奈良時代の山岳仏教にまでさかのぼり、室町幕府6代将軍足利義教が関東の戦死者の菩提寺としたという歴史のあるお寺でした。その後、曹洞宗の関東第一の道場となったそうです。そうですか、道元禅師のお弟子さんの流れだったのですね。小永平寺ともいわれくらいで、曹洞宗の関東三大寺の筆頭だったのだとか。室町時代の戦乱の中で衰退したものを、太田道真・道灌親子の力で再建されたそうです。
 
それで本堂の門前で太田道灌さんが出迎えてくれているのですね。本堂脇の小高い場所には、太田道真・道灌親子の墓所もありました。太田道灌の墓は殺害された地、神奈川県伊勢原市にありますが、ここはそちらから分骨してもらって葬ったものだそうです。
 
いかにも年輪を感じさせる二層の仁王門は「無相門」と名づけられています。越生町指定建造物です。なるほど太田道灌ゆかりのお寺らしく江戸城の外堀の石も置かれていました。江戸城外堀に架かっていた神田橋の橋台の石。首都高速建設の際に寄贈されたと書かれてあったので、ここに鎮座したのはそう昔の話でもないようですね。目を引くのはなかなか派手な経堂です。埼玉県指定文化財となっている建造物で、道元禅師の一代記が彫刻されています。「禅 ZEN」を見たばかりの私にはタイムリーな彫刻でした(^_^;)
 
人の気配のない静かな境内は起伏があり、ちょっとした散歩コースのようです。涸れた水路のそばにふきのとうが顔をだしていました。見回すとあっちにも、こっちにも。えーと、所有者はお寺だとは思いますが、数本だけ摘み取らせていただきました。ご利益のありそうな春のプレゼント。家に帰って天ぷらにしていただきました。ごちそうさまです。
 



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弓削多醤油、再び
「蜉蝣峠」