ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2009/03/27  (金) 

中山道を歩く

旧街道を自分の足で歩いてみたいなんてことは、けっこう多くの人が考えているようで、私のまわりでも「東海道を歩こう」プランや「中山道を歩こう」プランがときどきつぶやかれます。東海道も魅力的ですが、新選組フリークとしてはやっぱり浪士隊が歩いた中山道でしょう(笑) 本気で歩くつもりなのかどうか(^_^;)
 
今日はモモタロウが手をひいてくれたので、とりあえず偵察モードで日本橋からスタートしました。といっても、七つ立ちというわけにはいきません。ランチをして、お茶を飲んで、いろいろ愚痴を聞いてもらって(笑)、歩き出したのは昔の人ならとっくに板橋宿を通過しているだろう時間です。まあ、本日の走破は3キロぐらい(笑)
 
日本橋の道標は、片側2車線の道路の真ん中にあります。信号が左右赤になったのを見すまして、命がけで写真を撮りました(^_^;) おまわりさんが見ていたら怒鳴られそうです。日本橋の袂にはレプリカがあるので、こっちで我慢すべきでしょうね、ほんとは。日本橋の上を通っている高速道路、はやくなくなってくれればいいと思います。高速道路の柱に「東京オリンピック招致」の帯がでかでかと巻かれていましたが、道路のせいでいかんせん全体が暗いムードです。
 
日本橋を渡ると見えてくるのが「越後屋」、三越本店です。「越後屋」というと、必ず続くのが「おぬしも悪よのぇ〜」という感じですよね。確か、以前、この辺に「越後屋」の復元したようなお店があったと思ったのですが、期間限定のイベント物だったようで、付近にはオフィスや飲食店などが建ち並ぶばかり……。このあたりは中山道とはいえないような。いまの名前で言えば中央通り、もしくは銀座通りです。
 
そのままふらりと歩いていくと金座があります。つまり日本銀行。何度も通ったことがある道ですが、アリバイ的に写真を撮ってみました。桜がほんの少しだけ花を咲かせています。中央通りにもどると街路樹が白モクレンの道などもあり、都会は都会なりに春の風情をみせているものです。今川橋までやってきて、ちょっと寄り道。「時の鐘」と「伝馬町牢座敷跡」に立ち寄ってみることにしましょう。
 
「時の鐘」は江戸時代初期の鐘で、江戸市中に時刻を知らせたものだといいます。1711(宝永8)年、二代将軍秀忠が城内西の丸から日本橋石町に移したものだそうです。明治維新後は、時を知らせる鐘は廃止されましたが1930(昭和5)年、現在の十思公園内に再建されたもの。十思公園一帯は、幕府の「伝馬町牢屋敷」があったところです。時代小説などで、おなじみですね。安政の大獄では吉田松陰がここで処刑され、幕末の熾烈な権力闘争の火蓋がきられたきっかけの場所ともいえるかもしれません松陰が斬刑に処されたのは1859(安政6)年(1859年)、享年30歳といいますから、いまでいえばまだ青年という感じです。
 
伝馬町牢屋敷は2,618坪(約8,639平方メートル)あったといいます。その大部分が十思公園になっているというのですが、この公園、そんなに広そうには見えません。けっこう削られてきたのかしら? ごく一部が残されているという感じです。でも、江戸地図を見てもそんなに広い牢座敷があったようにも見えないのですが。この牢屋、中は囚人がすべてを仕切っていて、牢屋役人でさえ権限が及ばなかったそうです。つまりは「牢名主」発祥の地でもあるのでしょう(笑) ここの桜はかなり花が開いていました。それこそ、根元には死体が?(^_^;)
 
牢屋敷からちょっと戻ったところ、岩本町2丁目あたりの道路のすみっこに「お玉が池種痘所跡」という石柱が立っていました。お玉ヶ池は江戸初期には大きな池だったそうですが、幕末にはかなり小さなものになっていたとか。この「お玉が池」のほとりに、1858(安政5)年(1858)、江戸の蘭学者たちが痘瘡の予防接種の普及を図るための「種痘所」をつくり、これが発展して東京大学医学部の基になったそうです。いまは石碑があるだけで何も残っておらず、近くにお玉稲荷があると聞いていたのですが、ちょっと歩き回って見ましたが発見できず(-_-;) 予習をせずに事を起こすとこのような結果がまっているのですねぇ。「お玉が池って、お玉が身を投げたっていう感じの名前ですね」とモモタロウが言っていたのですが、実はその通りだったみたいです(笑)
 
今川橋まで戻ると神田駅が目の前。「そろそろ電車にのる?」というヒヨリぶりですが、まあ、もう少しというので神田明神の前を抜け、湯島聖堂の脇を通って御茶ノ水駅から中央線に乗りました。こんなアリの這うようなお徒歩で、はたして中山道走破なんかできるのでしょうか?(笑)
 



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2009/03/26  (木) 

今度はジャガー

本日、またしても時代に逆行して燃費の悪―いクルマに乗り換えました。しかもハイオク。今度は、シルバーメタリックのジャガーです。もちろん中古車。輸入車に乗る趣味はなく、「男とクルマは国産に限る。丈夫で使い勝手がよくて小食」(笑)と言い続けてきたのに、宗旨替えを余儀なくさせられました。友人の中古車屋からあてがわれるクルマに乗るので、私に選択権はないのです(^_^;) この中古車屋のオヤジは自分が飽きっぽくて年に3度は乗り換えるという人なので、私にも年に1度は「乗り換えろ!」とご神託が下されます。
ジャガーはけっこう好きなクルマなので、今年いっぱいはコレで行きます。ボディはなかなかエレガントですよね。本当は昨年末に乗り換えろと言われたのですが、「ジャガーでスキーはないでしょう。もし、何かあったら修理費3倍……」というわけで、MPVをワンポイントリリーフに。後ろに停まっている赤いコです。このコは左対策に出てきた左投手が左中間をきれいに抜かれたという感じで、JAFのお世話になり……。しかも石跳ねでフロントグラスに細いのですが15センチほどの亀裂を発見しました。当たっている箇所は1ミリぐらいなのに。ちょっと相性が悪かったかなぁ。アクセルが鈍感なので、実はあまり愛してもいなかったのでありました(笑)
 
今日は一般道路をトロトロ走って運んできただけなので、どんな走りをしてくれるのかはわかりませんが、レスポンスはいいようです。しかし、ETCが付いてない! これは自前で付けなくてはいけませんね。週末1,000円の恩恵に浴せないのは悔しいですから(笑) 車載器を取り付けても、さまざまな割引を考えるとすぐモトをとれる……、と思うと、やっぱりここにもミステリー「天下りの陰謀」という感じでしょうか。
 



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2009/03/25  (水) 

「蜉蝣峠」

赤坂ACTシアターに「蜉蝣峠」を見に行ってきました。けっこう楽しみにしていたのに遅刻スレスレ。マチネはやっぱり行きにくい、とか。今日は雨模様で寒く、サカスに作られていた遊園地のようなものにもほとんど人の姿はなく。ACTシアターだけは満員でした。
 
古田新太は圧倒的ですねぇ。なんだか堤真一がその他大勢に見えるくらいに(笑) 好きなんですけどね、堤真一も。テレビドラマでよく見かけるような、同じシーンの再現というのがおもしろかったです。テレビなら同じシーンをフラッシュバックするだけというものですが、舞台で同じシーンを再現するというのは、初めて見たような気がします。しかも、ちょっと角度を変えて見せるなんていうところは凝っているというのか。
 
ある程度、お話が進んで、そのシーンは「ああ、そういうことだったのね」と観客にも理解できるという感じは、テレビでも同じことなのですが、あまり舞台を見るチャンスのない私にはかなり新鮮でした。すごくテンポが速くて、オバサンにはついていくのが大変(笑) お客をいじりすぎるようなところがあって、そこはちょっと……。でも、そういうのが好きな人もいるので、単に好みの問題だけなのかもしれません。
 
劇場に入る前に年配の女性と話をしました。私が携帯電話を床を落としてバラバラにしたのを「大丈夫ですか?」と心配してくれた方。「年をとると、手先が鈍くなって、私もよく落とすのよ」と。私も同類?(笑) 新感線やキャラメルボックスが若い人たちに人気があるというので、一度、見てみようと思って来たとのこと。75歳っておっしゃっていましたけど、すごく若く見えました。そういう好奇心を失わないことが若さの秘訣かな、なんて。楽しめたでしょうか。
 



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2009/03/24  (火) 

深大寺晋山式、の予定が

今日は深大寺で「第八十八世長堂完俊住職の晋山式」が行われ、稚児行列などもあるというので、WBCをなげうって(録画設定はしておきましたけど)見物に行きました。行列は12時半からと告知されていたので、10分前頃をめどに行き、警備の人に「どこから、どこまでですか?」と聞いたら、「もう、終わりましたよ」とのこと。「えーっ!」。予定を早めて12時から行った……。それはあんまりじゃないですかね? 送れるのはよくあることですが、早めるなんて……。あっちこっちで 「えーっ!」「えーっ!」という声が聞こえてました(-_-;) あんまりじゃないですかね。
 
晋山式とは「山に晋む(進む)」という意味で、新住職が正式にお寺にはいることをご本尊さまに報告する儀式だそうです。30年ぶりというので、めったに見られないものに弱い私は頑張って出かけて行ったのです。行列は終り、儀式が行われている境内は檀家さん以外は立ち入り禁止。あんまりです〜。こんなことなら、檀家さんに頼んで連れて行ってもらうんだった、と。参道をちらほらと歩いているお稚児さんの姿を眺めただけで、早々に帰ってきました。お揃いの装束で、かわいかったです。WBCは間に合うか?(笑)
 
急ぎ足で歩いていたら、梅が有終の美を飾っていました。散った花びらを掃かずにわざわざ残してあるのがなんとも風流ですね。深大寺近辺の住宅街は、田舎とも都会ともつかないようなあまり特徴のないところですが、こんなお庭に出会えただけでよしとしましょう。
 
そして、今日はなんだかテレビ中がWBCでしたねぇ。まずは優勝おめでとうございます。日本にこんなに野球ファンがいたなんで気がつきませんでした(笑) なかにはイチローしか知らない人もいたような。国際大会ってやっぱり盛り上がるんですね。MVPは松坂投手でしたが、個人的は青木選手にあげたいなぁ。いや、岩隈投手か? 内川選手だって頑張ったぞ(笑) そういう意味では、候補がいっぱいいるので、代表松坂でもいいか、と。アメリカ的にはせめてメジャーリーガーにあげたかったのでしょうと思うことにして(笑) これで一生懸命、日本代表を応援してくださったみなさん、ペナントがはじまったら、球場にも来てね!(笑)
 



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2009/03/22  (日) 

波型の手すり

春の嵐というのか、強風の吹き荒れる一日でした。東京マラソンに出場した選手たちは大変だったでしょうね。確か、知り合いでもエントリーしていた人がいたような気がします。役員だって言っていた人も。走ることにあまり関心がないので、聞いてもみんな忘れちゃう(^_^;) 3万人以上も走れば、いろいろなドラマも生まれたようですが、私の知り合いもどこかでドラマを作っていたかもしれません。
走るどころか、歩くのもやっとなくらいです。そして、やっと歩いていて、最近、階段の手すりが変わったことに気づきました。かつては直線だった駅の階段の手すり。波型の形状に変わっているところをよく見かけます。これは階段の段の位置にあわせて、上るときは身体を引っ張り上げられるように、降りるときは腕で身体をしっかり押さえられるようにと考えられたものだそうですね。先日、ちょっと実験してみたら、確かにそのようにすれば楽に階段を昇り降りすることができます。
 
高齢社会がどんどん加速しているので、こんなところにも改良が進んでいるのでしょう。けっこうなことです。それもこれも、団塊の世代のおかげかもしれませんね。なにせ数が多いのですから、高齢化も団体で進行するわけで。数というのは、物事を動かす力があるのだなぁと妙に感心してしまいました(笑) 駅にエレベーターがついているのも普通になりつつあります。これは旅行用の大きなトランクなんかを持っているときにもありがたいですね。
 
そういえば、東京マラソンでも、年齢の高い人たちがかなり走っていたようです。走れるくらいなら、手すりはいらないでしょうけど(笑)
 



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開花宣言
花冷え